セロー225のトランスミッションとかスプロケット(2)

カテゴリー │バイク整備、セッティングセロー

家族そろって体調が良くなく、家に居ります・・・。
風邪で咳も出るのに子供は元気なのが厄介です。
自分と嫁さんでだいたい半日づつ無理をして相手を
しています。

さて本題。

セローのスタンダード状態の1速は、意外と考え抜かれた
設定だと思います。昔はそうは思わなかったのですが、
いろいろに使って、腕もそれなりに上がってくると、設計者の
意図が何となく分かってきました。(外れてるかも知れないけど。)

セローのオーマイティな使われ方を考えると、
高速道路も使った長距離ツーリングなども考慮する必要があり、
5速、6速、1次減速、2次減速(これが前後スプロケット)は
あまり変えられません。(下げる訳にはいかない。)
そういう制限の中で、1速をトレッキング用に・・・・と考えると、
セローの1速は良いところを突いていると思います。

ターンや段差の連続する、スピードの出ない上級者向け難所
(例えば枯れ沢の中を走る)とかだと、セローの1速はやや速すぎ
ですが、半クラッチを駆使する腕があれば、何とかなります。

助走からのスピードを維持して一気に上る、急で長い上級者向けの
ヒルクライムを登るにはセローの1速はやや遅すぎですが、
全開を維持したままコントロールする腕があれば、何とかなります。

初・中級者向けの難所なら、スピードが出ないところからスピードが
必要なところまで、セローの1速で十分何とかなります。(それなりに
腕は必要ですが。)

という訳で、何が言いたいかと言うと、
Fスプロケットの歯数を1つくらい上げたり・下げたりするのは
チェーンを交換する必要もなく、お手軽なチューンなので
いろいろ試してみると良いと思いますが、スタンダートの状態は
よく考えらえた1速なので、変えるとメリットもあればデメリットも
出ます。だいたい以下の様になります。

Fスプロケットだけを15から14に変更すると、低速での走行や
フロントアップがやり易くなります。トライアル的なテクニックを
身に着けるには早道になるかもしれません。
一方で助走からのスピードで一気に駆け上がるヒルクライムで、
スピードが十分乗せられずに不利になる場合もあります。
エンデューロマシンなどが気持ち良さそうに、ビュイーンと
登って行く坂で、どうにも歯が立たない可能性も・・・。

Fスプロケットを15から16に変更すると、最高速は変わらない
ものの、巡航時のエンジン回転数を下がるので、ツーリングユース
主体の方には良いかも知れません。でも、セローの得意とする
トレッキング的なシーンではさらに半クラッチを多用することになり
大変です。でも、スピード勝負の長くて急なヒルクライムには、
このセッティングが意外とピッタリ合うケースもあり得ます。
(ちゃんとオフ向きのタイヤを履けば・・・です。)

おまけ。
セロー225のトランスミッションとかスプロケット(2)
自分のコレクション!?左から16T、15T、14Tです。
Fスプロケットは一部の社外品で中心の穴(スプライン穴)の精度が
悪いものもある様なので、自分は今は必ずヤマハの純正品を
使う様にしています。

次回は、高速道路を使ってのツーリングは諦めて、よりオフ向けに
する場合について書こうと思います。


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